Career Leaves ブログ

キャリアプランを真剣に考えたいあなた、失敗しない転職活動をしたいあなたと向き合い、共に考えます。

キャリアの転機を抱きしめて

40代、50代の挑戦:人生の後半生を構想する

経営層や上位マネージメントとしての能力と実績のある方や、突出した技能をもった方は別ですが、人並みの経験と実績を積んできた多くの40代、50代の方々にとって、2008年後半以降の転職市場は絶望的ともいえる状況が続いています。2008年前半まででしたら、…

30代の不安:この会社では将来像が描けない

30代の方々からよく聞く悩みは、「現在の仕事にも待遇にも概ね満足しています。少なくとも転職の動機になるような重大な不満はありません。でもこの企業では40代、50代になった自分の働く姿が描けないのです」という将来への不安です。 日本の伝統的大企業で…

20代の不満:年功序列の呪縛

成果への適切な評価と貢献度に見合う報酬を求めての転職も増えました。終身雇用制の崩壊に伴い、年功序列という日本の企業組織の秩序を支えていたシステムも少しずつ崩れています。年功序列は終身雇用を前提に、仕事内容や貢献度とはあまり係わりなく若いう…

20代の方向転換:適職を求めて

新卒から3年で約3割の方々が転職する時代になったと言われて、もはや久しいです。筆者を含め、終身雇用を信じて疑わない時代に社会に出た方々、言わば昭和の若者には理解しにくいことかもしれません。中には、最近の新入社員は自己主張ばかりで義務を果たさ…

自律的なキャリア形成が求められている

長い社会人人生の中では、転職という選択肢が脳裏をよぎったり、キャリアの見直しに迫られる時期があります。たとえば、入社3年くらいの頃。仕事に慣れ、自分のスタイルができつつある時期です。それまでは仕事を覚え、いわゆる一人前になることに夢中でもが…

キャリア形成は偶然から始まる

5月のある昼下がり、大手町界隈の喫茶店に入ったときのことです。隣のテーブルは、いわゆる「就活」中の学生が2人。聞くとはなしに、彼らの会話が耳に入りました。 就活も、もう終盤だよね。説明会の予約受付サイトも、前はどこ見ても「満席」表示だったけど…

転職氷河期の現状を知る:2

転職氷河期の高いハードルを越えるには、応募する企業やポジションを十分に吟味して、ご自身の実力や志向を見極めたうえでフィットする企業、つまり即戦力性が発揮できる企業のみにターゲットを絞ること、応募すると決めたら徹底的にその企業を下調べして、…

転職氷河期の現状を知る:1

本題の「キャリアの転機」という話の前に、現在の転職市場の状況についてまず説明したいと思います。リーマンショックに象徴される昨今の不況の影響は、転職市場にも深刻な影響を及ぼしています。これまでの不況は、ある業界や職種に打撃を与えても、別の業…