2010-06-01から1日間の記事一覧
採用面接では採用する側とされる側の関係ですので、キャンディデイトは「面接される側」「質問される側」のある意味弱い、受身の立場の意識にどうしても終始しがちです。しかし、企業が複数の候補者を選別するように、あなたもその企業が自分にとってふさわし…
採用する側が、この人に来てもらいたい、と思うのはどんなキャンディデイトでしょう。もちろん、該当業務を遂行するためのスキルや経験があることは基本的に求められる要件ではありますが、「この人にこそ」と心を動かすポイントは、その候補者の「本気度」…
筆者が面接に同席した30歳前後の若いキャンディデイト(候補者)の、面接でのひとコマをいくつか紹介します。 (a) マーケティング候補の事例 面接官: ABC大学に留学なさっていたのですね。 候補者: はい。 面接官: 専攻は何ですか? 候補者: マーケティ…
面接試験というのは、何度受けても気が重いものです。相手はどんな人か、何を訊かれるのか、うまく自分の考えを伝えられるか、こんなことを言ったら相手はどう感じるか…。皆さんは面接でどんな質問を受け、どう答えたか、覚えていますか。面接でよくある質問…
面接官は最初の5分で採用/不採用を判断し、残りはその判断が適切であることを確認するための時間、と言われています。ずいぶん乱暴に判断するものだと思われるかもしれませんが、筆者がキャリア相談やサーチで候補者の方とお会いしたときのことを思い起こす…
職歴の詳細部分がまとまったら、それらを語る前に盛り込みたい情報について考えてみましょう。順序が逆のように思われるかもしれませんが、職歴の詳細がきちんと整理できていないと、これから説明することを的確にまとめることはできません。 あなたのことを…
次に、ストーリー展開という観点から職務経歴書の構成について説明します。まず、これまでの業務について以下の4つの観点で考えて、箇条書きでなく文章にまとめてみてください。必ずしも項目を4つに分けて書く必要はありません。全体としてこれらの内容が含…
職務経歴書(業務経歴書)は、採用担当者が得たい情報を過不足なく与え、希望のポジションに就くというあなたの目的を達成するために書きます。一方採用担当者は、あなたのことを何も知らない人であり、求める人材として能力・経験や人柄が適しているか、面…
転職活動の際に用意する書類には、履歴書と職務経歴書(業務経歴書)があります。履歴書は生年月日・連絡先・学歴・職歴などを記載したパーソナルデータであり、よくある定型のフォーム1〜2枚にまとめます。一方、職務経歴書はこれまでの職務内容・実績・成…
棚卸の第一、第二段階の作業を通じて、あなたの強み/弱み、これからしたいこととそれを支える働く動機、それを実現するステップなどが頭の中で形になりつつあると思います。でも、ここで満足/安心して思考を止めてはいけません。頭ではクリアなことを、いざ…
前項で整理した自分の強み/弱みをベースにこれから自分は何をしたいのか、5年後、10年後にどのような職業人になっていたいのか、その目標は実現可能な妥当なものなのかを検討してみましょう。これが棚卸の第二段階で、キャリア目標を明確にする作業になりま…
棚卸の第一段階として、自分の強み/弱みを整理するために、自分にできること/できないことをいろいろな観点で洗い出すことからまず始めましょう。これまでの職務体験の中で、この仕事は苦労したが頑張ってやり遂げた、この仕事はあまりうまくいかなかったが…
筆者は人材コンサルタントとしてこの4年で約千名のキャンディデイト(転職やキャリアの相談にいらっしゃった方々をこう呼びます)と向き合い、共に考える活動をしてきました。大半の方々は、日常は次々にアサインされる仕事や巻き起こる課題に追われ、立ち止…
本題の「キャリアの転機」という話の前に、現在の転職市場の状況についてまず説明したいと思います。リーマンショックに象徴される昨今の不況の影響は、転職市場にも深刻な影響を及ぼしています。これまでの不況は、ある業界や職種に打撃を与えても、別の業…
私はこれまで20数年の「会社員」人生、留学を挟んで2度の転職をしましたが、わりと運がよかったと思っています。新卒で勤めたNTTでは電話局の営業に配属され、苦情処理の電話に追われ、料金を滞納したヤクザさんを追いかけて3年。仕事から逃げない堅実さ、文…